お疲れ様です、早川です。

 

僕のようなコンサルタントだけでなく、他のどんなビジネスでも、

「いかに見込み客に効果的なアプローチを図っていけるか?」

が稼いでいく上でのキモになります。

 

見込み客の存在を無視して「商品を作るだけ」で商品が売れていた時代はとうの昔に終わりを告げていて、もうシンプルに「誰も求めてない商品」を作っても売れないからです。

 

見込み客を無視して自分よがりな商品やサービスを作っても当たり前に売れないですよね。

 

そして、その「しっかりとお客さんに目を向けたビジネス」を確立していく上でぜひ活用して欲しいのが、今回解説していく「ペルソナマーケティング」の考え方です。

 

下記で大手企業の事例も踏まえながら解説していますのでぜひ参考にしていってください。

 

 

「ペルソナマーケティング」とは?

 

で、まずこのペルソナマーケティングの「ペルソナ」っていうのは、

「どんな人物がターゲットなのかをあらかじめ決めておく事」

です。

 

このペルソナを決めることを「ペルソナ設定」と呼んだりしますが、このペルソナ設定は売り上げをアップするために大手企業なんかも取り入れている手法で、ビジネスにおいては非常に有効な手段であり考え方になります。

 

なぜなら、

「どんな人物がターゲットなのかをあらかじめ決めておく事」

で、

「そのターゲット(見込み客)の求めているモノ」

が理解できるようになるからです。

 

そして、ここで設定していくペルソナは実在の人物でも架空の人物でも構いません。

 

とにかく「どんな人が見込み客なのか」という事をあなたの中で定義して、

 

・その人に向けて情報を発信していく
・その人に向けてメッセージを発信していく
・その人に向けて商品やサービスを作成していく

 

という事が明確になれば大丈夫です。

 

そうやって自分の中に「1人の見込み客像(ペルソナ)」を明確に定義する事で、

 

・その人はどんな情報に興味を抱くのだろうか
・その人はどんな言い回しやどんなアプローチが魅力的に感じるだろうか
・その人にはどんな悩みがあってどんな欲望があるのだろうか

 

という部分が見えてくるわけです。

 

そうすれば、自ずと、

 

・その見込み客はその商品のどんなところに魅力を感じるか
・その見込み客にその商品を売るためにはどんなベネフィットを打ち出していけばいいのか
・その見込み客にその商品を売るためにはどんな切り口が有効か

 

なども分かってくるわけなんですね。

 

ここさえ明確になれば、あとはそれを踏まえてコンテンツを作成していくだけ。

 

これだけで見込み客から得られる反応率は格段に上がるはずです。

 

そして、その「ペルソナ」は明確であればあるほど好ましいと言われています。

 

Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)のペルソナマーケティング事例

 

http://www.soup-stock-tokyo.com

 

例えば、「食べるスープ」というコンセプトで女性からの圧倒的な指示を誇る

「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」

ですが、このビジネスの成功の秘訣はペルソナマーケティングにあります。

 

その「Soup Stock Tokyo」が作成したペルソナというのが下記。

 

名前:秋野つゆ
性別:女性
年齢:37歳
職業:キャリアウーマン
備考:装飾性よりも機能性を重視する。フォアグラよりもレバーが好き。プールでは平泳ぎでなくクロールで泳ぐ。

 

このように、性別や年齢、職業だけではなく、名前や考え方、どんな性格か?などを全て明確にして、1人の人物像、すなわちペルソナを作り上げているわけですね。

 

そして、「Soup Stock Tokyo」は、この「秋野つゆ」というペルソナ1人を満足させるように、

 

・店舗の場所
・店内の雰囲気
・メニュー構成
・商品の価格...etc.

 

などなどを考えたと言います。

 

その結果、「Soup Stock Tokyo」は、わずか10年足らずで総売上高は40億円を突破。

店舗数も50店舗以上を超えるなどの大成功を収めるまでになったんですね。

 

また、スナック菓子のメーカーとして有名な「カルビー」も、ペルソナマーケティングによって成功を収めた会社として有名です。

 

カルビー(ジャガビー)のペルソナマーケティング事例

 

http://www.calbee.co.jp

 

カルビーには「ジャガビー」という有名なスナック菓子があります。

 

僕も何回か食べた事ありますし、あなたも1度は口にした事があると思います。

 

そして、その「ジャガビー」は、「スナック菓子は若い女性にはウケない」という当時の常識を打ち破ったスナック菓子なんですね。

 

カルビーは、このジャガビーを開発する際に、

 

年齢:27歳
性別:女性
配偶者:独身
住まい:東京都の文京区
趣味:ヨガと水泳に凝っている

 

といった属性のペルソナを設定しました。

 

そしてそのペルソナが普段からよく読むであろう雑誌で、活躍していたタレントをCMに起用したり、パッケージやデザインをそのペルソナにウケるようにするなど、

先ほどの「Soup Stock Tokyo」と同じように「設定したペルソナ1人のニーズを満たすため」に様々な要素を固めていきました。

 

その結果、ジャガビーは売れすぎて生産が追いつかず、一時は販売停止になってしまうほどの大成功を収めたわけなんですね。

 

上記の「Soup Stock Tokyo」や「カルビー」のように、ペルソナを設定していく際は「より具体的」に設定した方がはるかに「反応率」は上がります。

 

ただ、「性別・年齢・職業」だけのザックリとした設定だけでも、何も考えずにただなんとなくコンテンツを作成していくよりは「反応率」は上がる事は言うまでもありません。

 

ふわふわした見込み客にふわふわしたコンテンツを作成したところで、誰にも響かないし反応も得る事はできません。

 

だからこそ、

「これからあなたが商品を売っていく見込み客(ターゲット)像」

は極力明確にしておいた方が良いという事です。

 

僕たちのような個人でも、そうやって明確な「ペルソナ」を設定し、その見込み客(ターゲット)像を1人の人間として定義する事で、その人(見込み客)に響く情報を発信していく事ができるわけです。

 

これが、ペルソナマーケティングの「やり方」と「考え方」です。

 

先ほどの「Soup Stock Tokyo」や「カルビー」のようにペルソナを設定し、「そのペルソナから反応を得る事」にフォーカスしていけば、自ずと反応は得る事ができますし結果に繋げていく事もできます。

 

そして、そのペルソナは架空の人物を作り上げても実在の人物を参考にしても構いません。

 

先ほども解説した通り、とにかく具体的であればあるほど好ましいと言われています。

 

1つの同じ商品を売っていくにしても、その商品を欲しがる人には様々な種類の人がいて、その人によって「求めているモノ」が違うわけです。

 

だからこそ、

「この人に向けて響くものを作っていく」

という事をあらかじめ明確にしていく事で、

「より効果的なマーケティングを図っていく事」

が可能になるという事ですね。

 

また、このペルソナを設定していく際は、「自分に近い境遇の人」を設定するのも効果的です。

 

そうすれば必然的に「そのペルソナが求めているもの」が分かりやすいからです。

 

ただ、その際には、あなた自身の主観や思い込みをペルソナに反映しない事には注意しておいてください。

 

「自分がこうだから他の人もこうだろう。」という主観や思い込みをそこに持ち込まないという事です。

 

仮に、その主観や思い込みが「あなただけのもの」だった場合、そのペルソナに対して有効なアプローチができなくなるからです。

 

だからこそ、ペルソナを活用していく際は、あなたの主観や思い込みはペルソナに持ち込まず、客観的に設定していくようにしてくださいね。

 

ぜひ、参考にして頂ければと思います。

 

それでは!

 

 

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